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死産後の産休。復職までの私の過ごし方-少しずつ歩き出した私の記録-

もうすぐ第1子の育休、そして第2子の産休が終わります。
きっとまた、忙しい日々が戻ってくる。

この時間を記録に残しておきたいと思いました。
産休中、心と体をゆっくりと回復させながら過ごした“私の時間”。
いつか同じような思いを抱える誰かの、ささやかなヒントになれば嬉しいです。

☁️ 1. 死産後、産休を取るという選択

本来ならこの産休は、第2子を迎えて育てるための慌ただしい時間になるはずでした。

でも、私たちのもとに生まれてきた赤ちゃんは、静かに旅立っていきました。

産後8週間の産休を取ることにしたのは、自分の体を回復させるためだけでなく、
心を少しでも整えるためでもありました。
正直、初めのうちは何もする気が起きず、ただただぼーっと過ごしていた日もあります。

💐 2. 赤ちゃんの思い出を形に残す

少し気持ちが落ち着いてきた頃、赤ちゃんの手足型アートやお花を用意しました。
直接抱きしめることはできなかったけれど、
「あなたは確かにここにいた」
そんな想いを、少しでも形にしたかった。

今もふと、自宅に飾ってあるその小さな手足型を眺める時があります。

🧺 3. 家の中でできることから少しずつ

何もやる気が起きない状態から、体を無理に動かすのではなく、「できることから、できる分だけ」という気持ちで、家の断捨離や整理収納を始めてみました。

使っていないものを手放す作業は、どこか心の整理にも似ていて、部屋と一緒に気持ちも少しずつ軽くなっていった気がします

📚 4. 後半は、趣味にゆるやかに助けられた

産休の後半は、自分の興味のままに本を読んだり、アニメを観たりしました。

図書館に行って借りた本は、
「遺伝子」「安楽死と尊厳死」「仕事の心理」など、自分でも興味があるとは気づいていなかった深いテーマばかりで、

私って、こんなことを無意識に考えていたんだ」と驚いたりもしました。

アニメにも助けられました。
笑ったり泣いたり、キャラクターたちの人間性に触れたり、ただ楽しいだけじゃなく、自分の感情が動く時間になりました。

📖 5. 次のスタートのために、少しずつ前を向いて

配属先が決まり、次の仕事に向けて少しずつ勉強も始めました。
気づけば、ちゃんと未来の自分に向かって歩いているんだな、と感じる瞬間もありました。

あの日から、まだまだ死産のことは思い出すだけで涙が止まりません。
でも実は、少しずつでも私の心と体は前に進んでいたんですね。

🌱 最後に:いつか、自然と前を向ける日が来る

いまでも、赤ちゃんのことを思い出すと本当につらく感じます。
死産の詳細や経緯についてのブログは、下書きで止まったまま。
きっと、もう少し時間が必要なんだと思います。

でも、こうして振り返ってみると、あれから何もできなかった日々の中に、少しずつ光が差していたことに気づきました。

同じような苦しみを感じている方にお伝えしたいこと。
悲しむことや涙を流すことを、どうか躊躇しないでください。
私もこの間、ふと思い出して、何度も静かに涙があふれました。
でも、それはあの子を深く愛していた証拠で、たとえお腹の中の数ヶ月という短い人生だったとしても、あの子を大切にしていたということです。
赤ちゃんにとってもきっと、あたたかく幸せな時間だったと信じています。

もし、いまつらい中にいる人がいたら、
1mmずつでもいいから、心や体を動かしてみてください」と伝えたいです。

赤ちゃんもきっと、あなたが笑顔で幸せでいてくれることが一番うれしいと思います。
その一歩が、少しずつあなたに光を届け、あなたが前に進む力になりますように。

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